なでしこの話(なでしこジャパン;優勝するには?)

 

 

スウェーデンに完勝し、決勝進出を決めたなでしこジャパン。

 

その前に、ドイツ戦の話。
ドイツ有利は事実。

 

なでしこのここまでの試合を見ていても、
安定しないGK海堀のプレー。
ディフェンスの弱さ。
永里のコンディション、岩渕の消極さ。
若干見られる、選手どおしのまとまりのなさ。

 

勝つための作戦より、修正の方が、目につく1次リーグであった。

 

しかし、やりたいサッカーを続けることで、試合ごとに、課題を修正し、連携・連動がうまく行きだし組織として確立しつつはあった。

 

とはいえ、相手はドイツ。
単純にパワー、スピード、テクニック、それ以上にホームという後押し、そして自信。
勝てる要素はすくなかった。
しかし、今までとはまるで違う、いやいや試合ごとに明らかに成長した選手たちは、危ない部分は相手のミスに助けられながらも、対等に戦った。
ディフェンスは体を張った。チーム全員走った。
そして、少ないチャンスをものに、歴史的な勝利を飾った。

 

歴史の扉を開いた。

 

 

そして、準決勝。
勝てばメダル決定という試合。
正直、スウェーデンに助けられた。
一番日本が怖ったのは、パワープレーで来られること。
しかし、ワントップで中盤の支配を選択してきた。

 

この段階で、少し勝機は見えた。
そして、今までには見られないほどのプレーの質で相手を圧倒した。
先制点をミスで取られるという嫌なイメージではあったが、ボールはしっかりまわっていたし、前線からの守備で相手にサッカーをさせなかった。
ご存知の通り、川澄が、2得点し初出場でありながら結果を出したわけだが、中3日で戦っている選手とのコンディションの差もあった。
正直、少し出来すぎではあるが、試合ごとにチームが成長しているというのは、W杯のブラジル代表を思わせる。

 

 

そして、決勝。
相手はアメリカ。
何も考えず、いつものサッカーをアメリカにされることが一番怖いし、日本には一番有効的。
しかし、スウェーデン同様、アメリカが日本の攻略に時間を割いてもらうことを祈りたい。
ボールを回しながらペースをつかみ、試合をコントロールする日本のサッカーは、女子には珍しい。
よって、監督は、攻略法を考えたくなるところだろう。

 

これは、ふたを開けてみなければわからないが・・・。

 

決勝、一番いいメダルを取るためには、気持ち。
コンディションを万全に持っていくのは難しいだろう。
身体を張って、走りまわる。そして、ボール回しで相手のスタミナを奪う。
スウェーデン戦のようにうまくはいかないだろう。
ただ、耐えれば耐えるだけチャンスは広がる。

 

キープレーヤーは、大野。
やっと、大野の仕掛けが見られるようになった。予選でベストゴールを決めているが、やっと、動きにキレが出てきた。彼女が、仕掛けることで、回りにスペースができる。
鮫島は、調子にのって上がらないこと。相手はケアしてくるだろうし、逆に裏を狙ってくる。
逆サイドの近賀は全盛期の思い切ったプレーがあまり見られないが、大野との連携も含め、こちらに期待したい。
試合ごとに守備範囲、タイミングがよくなっている海堀、エース永里にも期待したい。

 

もちろん、澤の献身的なプレー&ここぞのプレーは必須だが、得点シーンは、宮間がカギを握っているだろう。
大野が倒され宮間のセットプレー。

 

ドイツ戦勝利の時、川上(元代表)さんが言っていたことを引用するが

 

ドイツに勝って、歴史の扉を開いた。

 

アメリカに勝って、歴史を作ってもらいたい!!

 

 

頑張れニッポン!!

タイトルとURLをコピーしました