相手が10人になっても・・・。:清水エスパルス ー アルビレックス新潟

 

 

過密日程、中2日での試合は暑さも重なり、選手には厳しい試合ではあった。
さらに、ブルーノ ロペスに動かれ、バランスを取るのに少しバタバタしているときに、セットプレーから失点してしまった。

 

流れは、新潟の流れで前半は進む。
押されていた感じはあったが、負ける感じではなく、ボールの回りも選手の動きもよい。

 

先発メンバーに目を向けると、村松が怪我の辻尾の変わりにサイドに入り、山本と枝村の中盤セットは仙台戦と同じ。
動きのいい高原は、日に日にコンディションがアップし、抜群の動き。
身体だけでなく、頭もキレているので、前線での動きが光る。

 

前半を0-1で折り返し、大悟に代え、大前を投入。
いつものサイド中心のプレーではなく、どちらかと言うとセンターでゲームメイクも担う。
高原がさくびになるので、そのからの2次攻撃用に、アレックスも狙う。
短いパス、長いパス、バリエーションを増やしながら、得点を狙う。

 


もちろん、先制している新潟も、無理をせず、カウンターを狙う。
ブルーノだけでなく、木暮の動きもいい。

 

そして、高原の動きの良さでPKを獲得。
同時に相手は、10人になる。
小野がしっかり決め1-1同点。

 

相手が10人になり、攻めきれず、逆に失点した川崎戦を少し思い出すも、ゴトビ監督は、ポジションチェンジで、真希をサイドに、村松を中盤底に。
これが、この試合のポイントの1つ。
真希は、ノビノビ、サイドで起点を作る。中に切れ込んだり、サイドで仕掛けたり。
数的優位をしっかり機能させる。

 

ボールは回り、チャンスは作るも得点は入らない。

 

終了間際、コーナーから高原が決め、これが決勝点。

 

2-1で勝利!
ホームで勝利!
ホームで勝ちロコ

 

相手を押し込んで得点し勝利した形は、今の流れのいいチームになってからは、初かもしれない。
メンバーが変わっても、ゲームが壊れることなく、90分戦うことができた。

 

 

これで、勝ち点27の6位。
試合数の関係はあるがとりえず、トップは7差。
折り返しとしては、予想以上の結果だろう。
チームを作ることに専念した最初の10試合。若手を積極的に使い経験と選手層の底上げを図った。
90分通してエスパルスのサッカーをできるメンバー構成に構築。
ベテランと若手をうまく使いながら、ベテランはしっかりコンディションを作りチームを安定させた。
そして、10試合目以降、4勝1敗2分。
さらに、ここ数試合は、サッカーに安定さが出てきた。

もっと上に行けるだけのチームに日々成長している。
そして、これから、もっと楽しいサッカーを見ることができるだろう。

終わりに
今のエスパルスは、小野と高原に尽きる。
高原については、周知の通り。(代表クラスの動き)

小野は、試合に出続けられていること。
大きな存在である。
サッカーは90分。最初の45分をしっかり終えることは、非常に大きい。
その意味では、小野の存在は大きい。

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