この試合、勝っていれば、ヒーローの1人として伊藤翔だっただろう。
しかし、負けたわけで・・・。
では、その敗因を考えるとやはり、伊藤翔だろう。
彼の前半のプレーはいいものがあった。
しかし、チームとしてまだ、彼に90分任せられるプレーはできない。
後半、動きも気持ちも失っていた。
気候もあって、スタミナ勝負という状況で、まわりを使おうとするプレーはいただけない。
もっと、自分で仕掛けなくてはいけない。
もちろん、高いレベルでの期待込であるので、更なら進化を期待する。
ゲームを見ると、開始から選手全員が地に足がついていなかった。
誰が何をすべきか？
などにも及ばないくらいレベルの低いプレーが続いた。
できれば、その状態でゼロで押さえていれば、勝ち点３は確実だっただろうが失点。
直後に同点に追いついてからは、エスパルスペースで前半を終えた。
後半は名古屋ペース。
別に名古屋がいいわけではなく、エスパルスにプレーへの意図が見いだせず、自滅の状態。
竹内にボールが集まらず、また、それができないほど、頭もまわっていなかったし、身体が動かなかった。
高木、石毛が投入され、流れを変えようとしたが、中盤が落ち着かない状態ではどうしても厳しい。
なんとか、守りきって、一発を決めて勝利とは、そんなに甘くない。
試合終了直前で失点したが、これもミスから始まっている。
中断明けだっただけにスッキリしたかったが、コンディションの調整自体に失敗した感もあり、また、負け試合を負けただけなので、しょうがないで片づけられるだろう。
問題は次の試合。
少なくとも、相手より動きたい。そして、仕掛けたい。
竹内に期待ということでいいだろう。もっと前でプレーしてもいいだろう。
また、石毛が中団前の試合で、なんとなく殻を破った感があったので、彼にも期待したい。
