なでしこ カナダに辛勝

 

 

どんなチームであれ難しい初戦。

 

序盤硬さを見せるも、ボールがつながりだすと、チームとして躍動感が出てくる。

 

カナダは、思ったよりパワープレーに出ず、ボールをつないでくる。

 

徐々に、ペースを掴むと、
前半33分、澤からエリア内でボールを受けた大野が、ヒールで後ろにそらし、川澄がキレイなファーストタッチから先制点。

 

そのまま、なでしこペースで進み、前半終了間際の前半44分、サイドで大野からボールを受けた鮫島がダイレクトにセンターリング。宮間が合わせて追加点。

 

いい時間に先制に、これまたいい時間で追加点と、結果として文句のない前半でした。

 

 

後半も同じメンバー。
大儀見がオフサイド?(ぎりぎり)で、キーパーをかわしてシュートするもディフェンスのスーパープレイにチャンスを逸する。

 

相手カナダも得点を獲りに来るため、プレスもきつくなる。
よって、ミスが目立ちだす。
前線にも人数をかけ、チャンスをうかがう。
すると、後半10分、こぼれ球を拾われサイドから、やられてしまった。

 

2-1
やられる時間、やられ方が悪い。
前半は、いいパスを供給していた鮫島のパスがことごとくカットされ、さらに、中途半端な距離感の守備がより危険度を増幅される。

 

結果的に2-1で勝利。
初戦ということもあり、この試合のビデオを見直すことで、守備部分での阪口との意思疎通、連携の修正がなされるであろう。
悪い部分を出しながら勝ったことは、非常に次につながる試合になったと考える。

 

グループは違うが、フランスは、アメリカに2-0とリードしながら、2-4と負けた。
それくらい厳しい試合を初戦からするよりは、
 ・もっと落ち着いてパスを回そう。
 ・守備の時の距離感を再チェックしよう。
 ・積極的にミドルを打とう
などの基本的な見直し・反省のレベルで〆ることができ、何と言っても勝ち点3を獲れたこと、それもオリンピックで日本チームとしての初陣だっただけに勝利でスタートできたことは、オリンピック全体としていい雰囲気で進めていくことができるだろう。

 

さて、大儀見の話もしておこう。
ボールキープ、強さ、抜きに出ている。
タメが作れるため、チームにもいい影響がある。

 

あとは、気持ちと結果だけだろう。
W杯の時も良さを出しながら結果が出ず、短期決戦特有の流れに乗れず大会を終えた。
この試合に関しても、決めるところで決められず、これが続くと、我慢して使いずらくなりかねない。

次のスウェーデン戦で結果が欲しい。
アシストでもいい。
ゴールの後の喜ぶ笑顔が見たい。
一番のノッテ欲しい選手が大儀見だ!

 

 

今後のことはいろいろある。
1位通過がいいのか?2位通過がいいのか?
イギリスがいいか?フランスor北朝鮮がいいか?
次のスウェーデン戦をどう戦うか?
いろいろある。

 

少なくとも、スケジュールがタイトなだけに、選手交代を効果的には使っていきたいところだ。

今日のような、動くに動けない試合を続けたくはない。

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